2011年3月22日火曜日

トレイルシューズ不要論?

最近、トレイルを走るときに、トレイルシューズでなくてもいいのでは??というのが、最近の僕の理論。

今日、musubi cafeさんのトレイルイベントにて、アディダスのロード用のシューズ「アディゼロ・ジャパン」を履いて、京都の西山方面を走ってみた。一般的に、ロードシューズだと、トレイルシューズのようにアウトソールのパターンが、凸凹していないので、「トレイルを走ると滑るのでは??」ということになるが、今日は知った限りでは、全然余裕だった。

アディゼロ・ジャパン on Trail
特に不安視していたのは下りでのグリップだが、予想以上にグリップが効き、快走することができた。それを可能にしているのが、アディゼロ・ジャパンにアウトソールに付いている、カーボン素材で出来たスパイクのようなグリップ。これは、本来はロードランニングでのグリップ力を向上させるためのものだが、これが意外とトレイルでも効くことが分かった。

このグリップは、アディダスだけでなく、アシックスやミズノのレーシングシューズにも付いているもの。ターサーやウェーブスペーサーなど。

あと、なんといっても軽い。アディゼロ・ジャパンの場合は、およそ片足210gなので、他のトレイルシューズに比べると断然軽量に出来ている。



ただ、ぬかるんだトレイルや濡れた岩場などは、アディゼロ・ジャパンだとやはり滑るね。が、これはトレイルシューズでもみられる現象なので、あえてトレイルシューズ履く必要性もないのかな?

また、トレイルシューズは、ミッドソールが厚めに作られている物が多い。個人的には、これは足をぐねらせる要因になり、危ないのではないかと思う。これは、厚底ブーツなどを履くと分かるが、ミッドソールが厚いと、足の安定感が低下する。試しに、靴を履き、両足を地面につけた状態で、足首を外側に倒そうとするとすぐに倒れる。逆に素足だと、外側に倒すのが難しいハズ。

元々トレイルの上を走るわけだから、ある程度の走歴のある人は、靴に過剰なクッションはいらないはず。ガレ場の多いところだと、ミッドソールが薄いと少し痛いかもしれんが、まあ慣れで何とかなるレベルかと。

正直なところ、Vibram FivefingersやMerrell Trail Gloveなどのロープロファイル・ミッドソールを採用したシューズでも、トレイルは走れる。先週、funrunde主催の京滋トレイルランというマラニックのようなトレイルレースがあったのですが、このとき初めて、以前購入したMerrell Trail Gloveを履いて出場。

Merrell Trail Glove
Merrell Trail Gloveは、まあ「Trail」という名前を冠しているので、トレイルシューズといえばそうなのかもしれない。しかし、Merrell Trail Gloveはどちらかというと、今流行の裸足ランニングの考えをもったシューズであり、トレイルシューズとは異なるシューズに分類される。

Merrell Trail Gloveを履いてトレイルを走ってみたところ、グリップも効く上に、突き上げ感も意外と抑えられて、快適に走れた。クッションがない分、自然に人間本来のクッション、つまりアーチの機能を上手に使って走れる。そして、足幅も狭めて走れるので、膝や太ももには優しい走りができる。Trail Gloveは、むしろロードだと突き上げがキツクて、どちらかというとトレイルに特化したシューズと思う。

ということで、最近思うのは、例えばノースフェースのシングルトラックや、モントレイルのマウンテンマゾヒストなどの従来型のトレイルシューズは不要じゃないかなと。ロードシューズか、もしくはMerell Trail Gloveなどのミニマリスト向けのシューズがいいのではないかと。まあ、正直なところ、海外メーカーのシューズは、少し踵の作りが大きめにできてて、僕の足に合うものがなかなか無いという事情もあるんですがね。。。。

最近、モントレイルが、ロープロファイル気味のトレイルシューズ、「Rogue Racer」を出してきているので、今後、トレイルシューズが、ロード用のレーシングシューズのように軽量になってくるのかなと思う。

まあ、トレイルシューズの唯一のアドバンテージといえば、アウトソール側の補強部分か??たとえば、つま先とかのトゥガードなど。まあ、トゥガードは、あればいいレベルで、岩などにつま先をぶつけた場合は、トゥガードがあっても痛い。

この理論については、もう少し実証を踏まえて、本当に正しいのかを確認していきたいと思う。

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